免疫力を上げるために

私たちの体を目に見えない殺菌やウイルスの攻撃から常に守ってくれている免疫力


by 免疫力アップ情報局

免疫力の敵 その1

タバコ

タバコの煙は、血管収縮作用のあるニコチンや、発がん物質といわれるタールなど、有害な物質を多数含み、免疫力にとっては大敵!

習慣的に喫煙し、呼吸器に有害物質を送り続けていると、免疫細胞のマクロファージが過剰に反応するようになり、気管支炎などの炎症が起きたり、たんがからんで出にくくなるなどの症状が。

また、好中球も活性酸素を大量に発生させて有害物質を排除しようとするので、肺の細胞を傷つけ、がんをまねくといわれています。

 

アルコール

適量の飲酒は体温を上昇させ、心身をリラックスさせる作用があるので、免疫力にとってはプラスに働く面も。

ただし、アルコールを消化する過程で体内に大量の活性酸素が発生し、免疫細胞を攻撃したり、がんの原因になることもあります。

また、強いアルコールがのどや食道の粘膜を傷め、せっかくのバリア機能も低下してしまうので、くれぐれも飲み過ぎないように注意が必要です。

 

加齢

どんな人でも、20~30代で免疫力のピークを迎え、残念ながら40歳を過ぎたあたりから少しずつダウンしていきます。

これは、年齢とともに体全体の機能が衰えていき、元気な免疫細胞が作り出せなくなったり、数が減ったりする為です。

一般的に、中高年になると生活習慣病を発症しやすくなるのも、免疫力の低下と無関係ではありません。

ただ、食事や生活習慣を見直すなど、免疫力が落ちていくスピードを緩やかにする方法は色々あるので、ご安心を。

 

暴飲暴食

暴飲暴食は、消化吸収を担当する胃腸に大きな負担をかけます。

特に腸は、全身の免疫細胞の30%が集結している、免疫システムの重要拠点。

腸が疲労することで、腸にいる免疫細胞たちもパワーダウンし、全身の免疫システムに悪影響を及ぼします。

また過食は、免疫力をダウンさせる肥満や生活習慣病の引き金にも。

 

肥満・生活習慣病

血管は体中に張り巡らされた運搬経路。

皮膚や粘膜の細胞は、血液が運んできた栄養素によって新陳代謝を繰り返しています。

高脂血症、高血圧などの生活習慣病によって血管が老化したり、血液がドロドロになると、血流が滞って細胞の新生がうまくいきません。

また、血液に乗って全身を回っている免疫細胞も移動しにくくなって、免疫力が全体的に低下します。

肥満は、これらの生活習慣病の大きな原因のひとつ。

免疫力にとっても大敵です。

 

農薬・食品添加物

野菜の残留農薬や、養殖魚の残留薬物、防カビ剤や酸化防止剤、漂白剤など、私たちが毎日口にするものには何らかの添加物が含まれていることが多いもの。

気付かず食べ続けるうちに、体内で活性酸素を大量に発生させたり、アレルギーの原因になったりと、免疫力にダメージを与えます。

こうした有害物質を完全に排除するのは困難ですが、加工食品に頼らず自分で素材から調理したり、低農薬の野菜を選ぶなどの工夫でリスクを減らすことができます。

 


by 免疫力アップ情報局

免疫はどこでどうやって働くの?

1.皮膚の表面で

角質細胞がレンガのように積み重なってできている皮膚は、私たちの全身をおおってウイルスや細菌などの病原体を跳ね返している防御壁です。

いちばん外側の角質細胞は約4週間であかとしてはがれ落ち、新しい細胞と交代。

新陳代謝を繰り返すことで、皮膚のバリア機能が保たれています。

 

また、体毛が異物を押し戻したり、皮脂や汗が細胞と細胞のすきまをふさいで異物の侵入をブロックするなど、皮膚の表面にも仕掛けがあります。

ところが、乾燥して皮膚が乾くと角質がはがれやすくなり、バリア機能が低下。

おできやイボ、ニキビなどができたり、全体的な免疫力も落ちてしまいます。

 

2.肺や腸などの粘膜で

口やのど、目、鼻の内部、気管、肺、胃、腸、尿道、膣など、体内の重要ポイントをカバーしている粘膜。

細胞が何層も重なってできている皮膚に対し、粘膜の細胞はたった一層。

本来はとても傷つきやすい反面、すぐ下に血管が走っている為、栄養を取り込みやすく、新陳代謝が活発なのが特徴です。

粘液という強力な武器を使って病原体と闘い、体内への侵入を阻止。

 

また、口の中では唾液が、胃の中では胃液が、腸の中では胆汁が、それぞれ特有の成分を用いてウイルスや病原菌を殺しています。

さらに、腸管や気管などでは、細かい毛で異物を外に追い出すなど、独特の工夫をしているケースもあります。

皮膚同様、粘膜にとって乾燥は大敵。

粘膜が乾いて免疫力がダウンし、粘膜細胞のすきまから病原体に侵入されると、風邪やインフルエンザにかかったり、口内炎や膀胱炎、中耳炎、扁桃炎、ものもらい、結膜炎などのトラブルが起こります。

 

3.血管・リンパ節で

皮膚や粘膜の防御壁を突破して体内に侵入してきた病原体を攻撃し、排除しているのが免疫細胞です。

免疫細胞はマクロファージ、顆粒球、リンパ球といった3つの部隊からできた混成チーム。

合わせて白血球とも呼ばれ、体の各所にあるリンパ節に集結し、血液に乗って全身を移動しています。

マクロファージは侵入してきた病原体をパクパク食べて処理。

顆粒球は活性酸素で敵を攻撃。

リンパ球は特定の病原菌や細胞に対して攻撃を仕掛ける特殊部隊で、がん細胞を退治することで有名なNK細胞もリンパ球の仲間です。

全身の免疫細胞の数はおよそ2兆個といわれ、脳細胞の約1000億個、肝臓細胞の約2500億個と比較しても、その数の多さは歴然!

けがや病気をした時などは、必要に応じてさらに増産されます。

 


by 免疫力アップ情報局

私たちの体が持っている自然治癒力

「疫(病気)を免れる」と書いて免疫。

簡単に言えば、外敵から自分の体を自身で守る仕組みのことです。

私たちの体は、驚くほどさまざまな工夫をこらして体内に異物を入れないようにし、万一侵入されてもただちに攻撃できる態勢を整えています。

また、免疫細胞の中には、一度遭遇した外敵を記憶し、二度目以降は病気を発症させないように働くものもあります。

免疫細胞はさまざまなところで連携して外敵と闘っていますが、ひとつでも働きが弱まったり、逆に過剰になったりすると、免疫力全体にダメージを与えてしまいます。

日々快適に過ごすためには、免疫がバランスよく機能していることが大切なのです。

 

免疫力低下の黄色信号

 

風邪をひきやすく、長引かせることが多い

粘膜のバリア機能が低下しているため、たびたび風邪のウイルスに侵入されてしまいます。

免疫細胞も元気がなく、ウイルス退治に時間がかかって回復が遅れます。

 

結膜炎やものもらいがよくできる

一部の免疫細胞が暴走して起こるアレルギー症状によって、目の粘膜に炎症が起きたのが結膜炎。

ものもらいは、まぶたの粘膜のバリア機能が低下し、最近が付着することで発症します。

 

おなかをこわしやすい

食べ物に付着して、体内への侵入を狙っている病原菌。

免疫力が低下していると、口や食道、胃などの粘膜で十分に殺菌されることなく腸まで到達し、腸内に炎症を起こさせるのです。

 

のどが腫れやすい

のどは口や鼻から入り込もうとする外敵をブロックするための重要拠点。

リンパ節があって常に免疫細胞が備えていますが、免疫力が低下すると突破されやすく、炎症を起こします。

 

ニキビや吹き出物、肌荒れに悩まされる

皮膚の免疫力が低下すると、空気中を浮遊しているさまざまな病原体によって肌が刺激され、炎症が起こって肌荒れなどのトラブルが頻発します。

 

いつも疲れていて、なんとなくだるい

免疫力が低下していると、免疫細胞の応援に栄養素がまわされてしまい、本来なら疲労回復に使われるべき栄養素が足りなくなるため、だるさが続きます。