空気中や食べ物から、常に体内に入り込もうとしている病原体、同じ敵に出会った場合、病気になる人、ならない人の違いは、やはり敵を識別し、攻撃、排除する免疫力の高低の差と考えられます。
その差を左右するのは、食生活や生活習慣、気候条件など。
「楽観的か悲観的か」という考え方の癖も、実際に免疫力に影響を与えることが分かっています。(楽観的の方がプラス)
ちなみに、近年花粉症が増えたのは、衛生状態がよくなって細菌感染が減ったことが原因のひとつであるといわれています。
細菌に感染するとTh1という細胞が生理活性物質を分泌し、アレルギーを起こすTh2細胞を抑制しますが、感染症が減ることでTh2細胞が元気になりすぎて、症状が起きると考えられています。